
通貨オプション(選択権)取引
通貨オプションとは?
通貨オプションは一つもしくは二つ以上のオプションの組み合わせで、輸出入に関わる外国為替レートの変動リスクをヘッジ(回避)する効果を生み出します。つまり特定の通貨間を、予め契約した決済日に(もしくは決済日までに)、契約した価格(権利行使価格・ストライクプライス)で売買する権利の売買です。また自分の本来の持ち高為替のプラスの方向に相場が動いた場合には、権利を放棄することによって、その時点での都合の良い相場で取引することができます。
歴史
通貨オプションの歴史は、1980年前半に、ロンドンの銀行を拠点に始まったとされています。そのロンドンで仲介業者が設立されたのが1985年、ニューヨークでは1987年、東京でも1987年に設立されています。現在では上記主要金融センターのほか、アジア時間にはシンガポール、シドニーでも活発に取引が行なわれています。
アジア時間での主要通貨はUS$/円が全体の80%、残りがユーロ/円、ユーロ/US$、豪ドル/US$、などになります。その取引量は定かではありませんが、東京市場では1日平均30億ドル強、シンガポール市場でその半数、シドニー市場で更にその1/3から1/5と推定されています。
実際の使用例による基本的な戦略
具体例1−−−輸出企業の例
ドルプット/円コール、ドルコール/円プット、ゼロコストオプション(プット/コールの組み合わせ)
具体例2−−−輸入企業の例
ドルコール/円プット、ドルプット/円コール、ゼロコストオプション(プット/コールの組み合わせ)
エキゾティックオプション(様々な条件を付加したオプション)
通常の基本的な(プレーンバニラと呼ばれる)オプションに対して、最近では更に様々な条件を付加した各種オプション商品が開発されています。
これらは総じて「エキゾティックオプション」と呼ばれ、プレーンバニラオプション同様、実需および投機目的の取り引きで盛んに利用されるようになっています。最近の金融仕組み商品には、バニラおよびエキゾティックオプションが組み込まれることも多く、欧米ではすでに銀行間取引でもかなりの金額が取り引きされています。
以下に、代表的なエキゾティックオプションをご説明いたします。これらのエキゾティックオプションはいくつかの売買を組み合わせることによってゼロコストにするなど、よりコスト削減を図ることも可能になります。いずれにしても、バニラオプションよりコストは安くなる分リスクも増えるので、利用には細心のリスク管理が必要となります。
消滅条件付きオプション
- ノックアウトオプション(Knock-Out Option)
- リバースノックアウトオプション(Reverce Knock-Out Option)
発生条件付きオプション
- リバースノックインオプション(Reverce Knock-In Option)
- ノックインオプション(Knock-In Option)

